中小企業・小規模事業者のみなさまの成功を間近で。

スイミーの話。

皆さんご存意の通り、小さな魚が寄り集まって大きなマグロを追い払うという話で、最近では教科書にも載っているというあの本のお話です。
 
スイミーの内容はみなさんご存じかと思うのですが、おさらいであらすじを言えば、スイミー自体は黒い小魚で、スイミー以外の仲間は赤い魚で、スイミーたちが大きな魚(マグロ)に出会って、すばしっこかったスイミーだけ助かったものの、他は食べられてしまったわけですが、独りぼっちで冒険しいろんな体験を積んで、世界は決して怖いものばかりではなく、楽しいものもあるんだと気が付いていき元気になる。
で、たまたま昔の自分の仲間のような小さな赤い魚と出会い、怖がらず自由に海を泳ごうと、でっかい魚のふりして泳ごうって話になるんだけど、自分が黒いということで目になって協力し合って大きな魚のふりしていたらマグロと出会ったけど、逆にマグロを追い払い、広い海を楽しく自由に泳ぐって話です。
 
実によくできた話というか、中小企業(小規模事業所を含む。以下、同じ)の経営の在り方の一つとして、とても参考になると感じている。
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いろんな話が参考になるというか、書いたレオレ・レオニって作者すごいなとずっと前から思っていて、これは単純に小さな魚でも一致協力すれば大きな敵を追っ払えるというだけの話ではなくて、そこがクライマックスなので取り上げられがちだけど、実は結構深い。
 
まずは、仲間が自分以外になって怖くて寂しかったけど冒険に出た。→勇気あるなぁ、でもそこにいてもなぁって感じだったのかな?
そこでいろんな魚たちとであって、楽しいものや素晴らしいものを体験して元気を取り戻していく。→外出てみたおかげで、いろんなことが体験できたね!
自分と似たような境遇の仲間を見たとき、彼は彼の体験をもって励まし、希望を与え、この厳しく怖い世の中を楽しめるよう提案する。→自分の経験を活かして、みんなに希望を与えるってすごいじゃん!
自分の特徴を活かして、自分の役割をみつけ仲間に加わり一緒に同じ目標に取り組み、みんなで果てしない目的を達成していく。→自分が自分で、人と違うからこそ出来ることって案外多いのかもね。
 
自分で見たり聞いたり考えたりする経験と自分の特徴を活かして仲間たちに夢と希望を与え、同じように自分で考え行動し、時に仲間と力を合わせることで世のなかがずっと楽しく生きていけるってことも言っているように思う。
 
スイミーには続編はないと聞くが、きっと今度は赤い魚のうちの誰かが、自分しかできない役割を見つけ、一人でも、みんなとでも、楽しいことをやっているだろうと思う。
 
自分ってなんだ?
自分のとてつもなく広い世の中での役割ってなんだ?
できることなんて小さいかもしれないが、同じようにみんながみんな考え、みんなで協力できたら、マグロにだって、タコにだって、ウミヘビにだって、クジラにだってなれるかもしれない。そのためには、似たようなものから自分ってわかるものを見つけていくことから始めようと伝えているように昔から読んでいた。
 
何か大きな器に入っていても、そこで誰かが何かをやってくれるだろうと期待しても、楽しくないんじゃない?全然面白くないんじゃない?たとえ一人でもちょっとだけ勇気と好奇心をもつことで、世界が変わって見えてきて、楽しみやいろんな人の考えに触れて、自分っていったい何なんだってほんの少しでもわかると、きっと世界が広がっていくんだよって言われている気がする。